起業の技法

これから起業するプロセスを ご一緒に。

マーケットについて調べる読書の在り方

これは昨夕。書斎の窓からみえた空です。ネガティブ・ケイパビリティの空・・・。

 

ネガティブ・ケイパビリティの空は、夕焼けの輝かしい美しさで彩られてはいませんが、今の私の心模様をとてもよく表してくれていました。

 

奥には蒼空が控え、厚い雲のすきまからその存在がわかります。日没で夕陽を反映した雲はわずかに昼間の光をそこに留めています。陰影のある雲は昼間の雲とは違って、内省的でした。

 

さて私はどのように過ごしたか・・・。本当は一日中空をみているべきでした。しかしおとといAmazonから届いた何冊かの本のうち、1冊を読み終えて、そのレジュメをつくろうとして、気がのらずに、この空をみたのでした。

 

起業で展開しようと思うマーケットについて、もっと具体的に知ろうと考えて、関連書籍を取り寄せました。そのうちの1冊は参考になるものでした。マーケットについて知るのに役立つものでした。おそらく著者はその本を編むまでに何年もの歳月と日々の思索があったのだと思います。

 

それをサクッと要約しようとする自分の在り方・・・。

 

それってどうよ。そう思いました。

 

もう少しあたためるとか、再読してみてはどうよ。そんな声が聞こえていたかは定かではありませんが、サクッと要約する作業に「ちょっと待て!」という声だけは聞こえました。

 

そんな訳で、もう一度再読してみることにしました。

 

人の智慧を自分の智慧にしていくためには、少し時間をかけてもいいかもしれません。

 

情報として処理するのではないやり方で。

 

要約してしまえば、「ハイ、次!」といった感じで、その本は書架に収められ、次の新しい本を手にしている自分がいると思います。もう少し著者と共にある時間を大切にすべきではという内省でした。

 

時間をかけても、再読し、再読し、自分の智慧にしていく。

 

そんな読書に今回は戻ってみようと思います。

 

 

ネガティブ・ケイパビリティ 事業プランを再考していて

事業計画を発表した9月30日(土曜)から五日目。まだ一週間も経っていません。

 

その間に二回、共に起業するパートナーとこれからの方向性について議論しました。おおよその整理はできたものの、なんとなく「モヤモヤする」何かがあることに気がつきました。

 

それがどこから来る「モヤモヤ」なのかがわからない・・・。だからモヤモヤなのでしょう。日をおいてもう一度、会議をしようとすることにして、結論を急がないことにしました。

 

今朝もこの「モヤモヤ」が、何かを私にささやきかけている気がしました。この「モヤモヤ」にしばらく付き合っていこうと思います。

 

これは「ネガティブ・ケイパビリティ」が試されているなと思いました。自分のもうひとつのブログで「ネガティブ・ケイパビリティ」について書いていたので、今朝再び読み直し、「ネガティブ・ケイパビリティ」の本もパラパラと飛ばし読みしました。

 

まだ一週間も経っていないのに、先を急ぐ自分がいます。さっさと結論を出して次に進むことを「よし」としてきた自分がいます。

 

しかしここで立ち止まってみることを「モヤモヤ」は命じているようです。

 

本当に自分がやりたいことは何なのか?

 

その答えを問われているような気もします。

 

これからは商品・サービスの開発期間に入るべき・・・そんな言葉も聞こえてきます。

 

せめて今週位は「モヤモヤ」した時間を過ごしてみましょう。一週間ですら短いかもしれませんが。とりあえず一週間 ということで。

 

どうせならば、楽しく「モヤモヤ」した時間を過ごせるように。

 

工夫してみましょう。

 

 

 

 

事業計画書の発表を終えて 今何をすべきか?

これは昨日、10月2日(月)の空。あきらかに夏の空とは違ってきました。

 

9月30日(土)に商工会議所で事業計画発表会に参加しました。創業塾で学んできた仲間たちが二手に分かれて発表しました。10人がそれぞれ10分で発表するというルールです。別の部屋で行った10人の仲間たちの発表が聞けなかったのは残念でした。

 

自分のプランを10分で説明するのは、かなり困難な作業でした。pptは14Pあり、講師の方からも情報量が多いので事前にタイムオーバーにならないように練習しておいてくださいねと助言を貰っていました。

 

事前に原稿を用意し8分15秒でプレゼンが終わるように準備しました。

 

他の仲間たちの発表を聴いていて学ぶことは多くありました。

 

中には事業計画に至らない段階のものの発表もありました。ビジネスアイデアやビジネスコンセプトを発表する人は10分間にエモーショナルに語っているのが印象的でした。

 

私はと云えば・・・。

 

エモーショナルとはほど遠い発表になりました。

事業領域が2つあり、それぞれについて過不足なく説明することによって犠牲になったのはエモーションでした。論理的に理解しやすいようにプレゼンしたので、何を私が構想しているかは伝わったようでした。

 

しかし人間はエモーションを求めているということも感じました。

 

エモい話し方をしなかったのは、いや出来なかったのは、2つの事業領域でエモく語ると10分ではなく15分か20分が必要になるからでした。

 

結果的に1領域4分で語り、2領域8分でこなした訳です。

 

他の大多数の人は、ほぼ全員が事業領域1つのプランでした。私の場合は講師の方から2領域について構成する指示があり、忠実に2領域について、❝料理❞しました。

 

しかし、ラーメン愛だけを10分語る方が、ラーメン愛と餃子愛をあわせて10分語るよりも、エモい印象になったでしょう。

 

エモさは情熱ややる気・・・いわゆる不退転の決意みたいなことを伝えるには重要です。人の心を掴んだり動かしたりするのはエモーションのチカラですから。

 

比較すれば、一番ロジカルなプレゼンを行ったと思います。クールであったかどうかはわかりません。

 

プレゼンについての評価は、プレゼンを聞いた仲間たち、来賓、講師が無記名で評価ポイントをつける方式で行われました。

 

決して悪い評価ではありませんでした。

 

しかしこの土曜の発表会のふりかえりを行って、プランを再構築するつもりです。

 

どうしてふりかえりをする必要があるのか?

 

自分の評価を自分で下しておきたいからです。論理的、客観的に評価しておきたいのです。

 

プランを実行していくのは自分なので。

 

そのような作業を昨日と今日、行います。

 

10月は、これからですね。

満月と今の気分は同じかも 

この月は8月31日(木)の月。それから1ヶ月経過した訳です。

 

先程、正確にいうと16時38分に「開業計画書」のpptを商工会議所の担当者へメールに添付して送りました。村上春樹流にいうなら、「やれやれ」という感じです。

 

これで一つ終わった感があります。

 

始まるのはこれからですが、プランをまとめる作業はこれで一区切り。

 

終わった感というのは、机上のプランを他の利害関係者に向けてフィードしたという意味においてです。もはや自分の手元に置いておく時は過ぎたということです。

 

土曜のプレゼンの準備をこれから明日にかけてやりますが、終わった感というのは変わらないでしょう。

 

自分のプランです。第三者にどのように評価されようと、思われようと、あんまり意味はありません。顧客からどのように評価されるかが一番大事です。

 

その意味ではプレゼンでは、将来の自分の応援団に向けてやろうと思います。

 

8月31日(木)の月は丸かった。

 

今の私の心も、丸い感じがします。

 

やることはやった。そんな感じでしょうか。

 

4月から半年間、迷うことだらけの道のりでしたが、今はもう迷ってません。

 

このプランに従って動いて、プランが打ち砕かれようとよし、とします。

 

現実に磨かれて本当のプランが私の手元にできるまでは負けませんよ。

 

思えば、遠くまで来たものです。

 

がんばりましょう。

事業計画書の完成と足の捻挫

9月13日(水)に前回の記事を書きあげた頃から、左足首の捻挫らしき痛みで二週間苦しい思いをしました。

 

事業計画書の発表は9月30日(土)と決まっているのに、デスクワークができない約一週間が続きました。

 

ベッドに横たわり、腫れあがった左足をアイスノンで冷やしつつ少し足をあげて大人しくしている約一週間。

 

その間にAmazonから松葉杖を取り寄せ、サポーターやテーピング用のテープ等を取り寄せて、試してみました。腫れあがった左足は普段使いの靴には入らず、収縮性のあるスニーカーも取り寄せました。

 

そうしている間は、PCに向かうこともできず、かといってベッドの上でノートPCに向かう程のパワーもなく、大人しく、大人しく過ごしました。

 

考えてみると4月に入ってから起業の準備にかまけて、休んだことがありませんでした。一日も仕事から離れたことがないので、この一週間は大いなる休暇という意味合いもあるように思いました。

 

生産性のない、無為な時間・・・。

 

そのはずでしたが、ちょっと違ってきました。

 

左足を今までどれほど酷使してきたかを反省。

 

減らない体重を、かわいそうに主に左足に負荷をかける形で歩いていたこと。

 

歩けることの有難さ。

 

感謝すべきこと。

 

息子たちにも心配をかけていたようです。

 

自分がいろいろな形で支えられていることに、気づきがありました。

 

一週間を経過した位から、短時間デスクに向かい、事業計画書のpptを1ページずつつくり始めました。毎日少しずつ、1ページが2ページになり・・・そして十数ページたまって、やっと初稿が完成しました。

 

完成がうれしかったので、9月23日(土)の午前11時に初稿完成と、手帳に記しました。

 

秋分の日は開業計画書記念日でしょうか。

 

商工会議所まで歩いていけなくなって創業塾の先生への相談ができなくなったので、昨日ふりかえでGoogle Meetでオンライン相談しました。当日来れますか?と心配顔の先生に、商工会議所にタクシーを飛ばしてでも行きますよと答えました。

 

9月30日(土)がひとつの区切りになります。

 

足の捻挫も日々腫れが収まってきています。

 

そんな時間が流れました。

この記事の写真の薔薇は、がんばった自分への花のつもりです。

いやいやがんばった自分へではなく、陰で支えてくれた家族やみなさんへの花です。

 

動けなくなったことによって、世界は見えてくる。

そんな経験でした。

事業計画書の作成

9月9日(土)に湘南台駅地下のイベントスペースに創業塾みんなで出展しました。

 

それぞれ思い思いの「のぼり」をたてて、なかなか壮観でした。私たちも簡単なアンケート調査を行って、想定する顧客の把握に努めました。実際、街に出てアンケートをとる機会はなかなかありません。おそらく一人では嫌がられるかもしれません。が、そこは集団のパワーが働いて、予定数以上のアンケート調査ができました。

 

今週11日(月)と12日(火)は創業塾の講師をされている経営コンサルタントに、事業計画の相談をしました。それぞれ得意分野が異なる経営コンサルタントに相談して、とても参考になりました。

 

面白いと思ったのは、知らず知らずに自分の甲羅に合わせて事業計画書を作成したことを見抜かれてしまったことです。会社組織であれば組織のパワーを活かして企画を立案し、どちらかというと膨らました企画をたてますが、起業にあたっては営業も私、企画も私、この仕事もあの仕事も私なので、キャパオーヴァーにならなうよう自主規制が働くのでした。無意識に。

 

そこをグイっと指摘されて、「弱気ですか?」をハッパをかけられてしまいました。

 

人生で「弱気」と云われたのは、ふりかえってもほとんどないので、笑ってしまいました。「そうなんですよ。弱気なんです・・・」。

 

そんな訳で、強気の事業計画を作り直すことになりました。

 

絵を描くことはできます。

 

大きな絵を。

 

しかし、やるときに出来る処からする。

 

出来ないことは、人に頼む。

 

コラボしながらやる・・・そんなことで殻を破らなくてはならないようです。

会社のロゴをつくりました。

湘南エヌ・キャリア

まさか創業前のこの段階で、会社のロゴをつくることになるとは思いませんでした。

 

11月に起業する予定で、いろいろ準備をしてきましたが、今週土曜日に創業塾のカリキュラムの一環として地域イベントへの出展をすることになりました。テストマーケティングするのが目的です。

 

さてさて、どうしたものか?考えました。

 

形のないものを売る、サービスを売るという場合に、何かわかりやすいアイコンが必要だと考えました。

 

創業塾では「のぼり」や「リーフレット」を準備するように云われました。”云われました"・・・なんとも消極的だと反省し、この機会を楽しもうと考え直しました。

 

そこで「のぼり」作成に取り組みました。

 

私の人生で最初にして最後になるかもしれない「のぼり」です。

 

遠くから一目でわかるアイコンがほしいと考えて、このロゴをつくりました。

 

転活

転職活動や人生の転機における支援をサービスとして考えているので「転活」です。

 

ネットで「のぼり」作成を支援するサイトはいくつもあって、簡単にデータを入稿して本当に簡単につくってもらえました。

 

デザインもパワーポイントでサクサクつくったものです。制作費0円なり!

 

さてさて、形ないものに形を与えた気分は上々です。

 

調子に乗って、ロゴ入りTシャツもつくってしまいました。

 

名刺もつくってしまいました。

 

リーフレットもつくってしまいました。

 

形ないものに形を与えることによって、少し前に進んだ感じがしています。

 

今週土曜日に、へとへとにならぬように現場に立とうと思います。

 

ロゴの入ったTシャツを着て・・・。