起業の技法

これから起業するプロセスを ご一緒に。

フィールドワーク 現場でプランは破壊される

これは8月26日(土)の湘南の空。私にとっては意味のある日の空です。

 

四日前の土曜日、これから予定されているイベントの会場の下見をしました。

創業塾でトライ&エラーの体験をするためにイベント出展することになり、各自様々なプランを立て始めました。私もシンプルなプランを立てました。

 

9月9日(土)に小田急線のとある駅の地下コンコースで、10時から14時まで小さなブースを出展します。

 

その現場をみに行くかどうか迷いました。

 

❶どのような通行客が想定されるか?

❷通行量は、どれくらいか?

❸会場は回遊されるか?

❹ターゲットをどう設定すればいいか?

❺販促ツールは何をつくれば有効か?

etc.etc.

 

頭の中で想像して、シンプルなプランはつくりました。

 

しかし、現実はどうだろう?

 

やはり週末(土曜)の同時間帯をみてみないことには始まりません。

フィールドワークを兼ねて、現地に向かいました。10時から13時くらいにかけて、この目で、しかとみました。

 

頭の中で、ガラガラとプランは破壊されました。

ちょっと小気味いい程の崩落ぶりでした。ああ、この目で見てよかった。そう思いました。誤った方向で準備するところでした。現実を知ることは重要だと再認識しました。

その現実に即してプランを立てるということを改めて思い知りました。

 

基本に還った感じが、ありました。

 

想像とは全く違っていました。

❶イベントスペースは、空間的にデッドスペースであろうと判断。

❷従って駅の改札口を出た人々は、そのデッドスペースに回遊しない。

❸(事前の告知が行き届いていれば)そのスペースを目的として来る人はいるだろう。

❹しかし自分のブースで集客することは意味をなさない。効果はなかろう。

❺それでは、なにが出来るか?

 

考えなければならない。

そして、ターゲット設定、販促ツールの方向性を再考し始めました。

 

改めて、現実に向き合う重要性を、わずか二~三時間で再確認することができました。

 

もしも下見をしなかったらと思うと、ぞっとします。

 

デッドスペースならば、デッドスペースなりに、手に入れるものを手に入れなくてはならない。それがなんであるのかを考えて、ある結論にたどり着きました。それを手に入れるためならば、やる意味がある。

 

やる意味があることをしようと思えました。

 

トライ&エラーの体験ではなく、トライ&メジャーの体験をします。

 

仮説と検証。自分が始める小さな起業も、自分の頭の中だけで組み立ててはいけない。

現実をフィールドワークして、仮説をたて検証する。

 

そのようなことを再確認した日の空です。